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薪割りについて
今日は薪割りのお話しを
3月も後半になり、ここ秋田県(北東北)ではこれからの時期が薪割りシーズンになってきます。
薪割りをこれからする人や割りにくい木がある場合の参考にして頂ければ幸いです。
一番大事なのは怪我をしないこと
では薪割りでする怪我とは。
大きく分けると3つあると思います。
① 斧で足を切る
② 割った薪のささくれが手に刺さる
③ 斧のヘッド(刃)がとんで第3者が怪我をする
① についての対策ですが、まずはサンダル等でやらず、ブーツなどを履きましょう。指先を守る、先端が頑丈なものが適しています。安全靴ならばなお良いと思います。
あとは適正な大きさの薪割り台を準備してください。30〜40cmの高さくらいでいいと思います。
薪割り台を使うことで刃こぼれを防げるばかりでなく、腰への負担も減らせます。
そしてインパクトの瞬間に少し膝を曲げる。これがポイントです。
膝を曲げることでミスヒットしても自分の足に刃が来るのを防ぐことができます。
膝を曲げずに割った場合、斧は肩を軸にして円の軌道で足に当たります。
膝を曲げることで足に当たる前に地面に当たるので安全という理屈です。
文章にすると少し分かりづらいですが、薪割り時に膝を曲げるのは安全面でとても大事なことです。
また副産物として、薪を割るパワーが上がります‼️
振り下ろすスピードにプラスして膝を曲げることでヘッドスピードが乗り、体重も加わるからだと思います。
皆さん、薪割りでは膝を曲げるを徹底しましょう❗️
② についての対策は皆さんすでにお分かりの通りグローブを嵌める事です。
薪割りをずっとしていると、手の皮が剥けてきます。ささくれが刺さるのと手のひらを保護する意味で必ず着用しましょう。
ファイヤーサイドでウッズマングローブという商品をリリースしていますが、それも良さそうです、薪割りの時によく穴が空く部分は生地を重ねて補強されてあります。
そして私が長年使用しているのはコチラ↓
ワークマンやホームセンターに売っている、ショーワグローブ製のゴム手袋です。背抜きになっていて通気性もいいし、穴も空きづらく、コスパも良いです。
③ についての対策は、薪割りをする前に斧の点検をしてグラつき、ガタつきが無い確認してください。
薪割り中にヘッドがすっぽ抜けて第3者が怪我、または何かに飛んでいって壊れる可能性もあります。
自分で対応できなそうな場合は当店にに持ってきてもらえれば応急処置いたします。
割りにくい木への対応についても少し書きたいと思います。
通常、斧で割れない材(大きい材、ねじれがある材、節がある材)に対しては楔(クサビ)を使用します。
女性やお子さんなど力がない方にもおすすめなのがクサビです
使い方はこんな感じで。
楔(クサビ)は2本1組での使用が鉄則です。
ファイヤーサイド製のものがコスパも良くおすすめです。当店ではねじりクサビを在庫しております。
最後に薪割りの裏技をお教えしたいと思います。
どうしても割れない薪に使える方法ですが、チェンソーを持っていないとこれはできません。
画像のようにチェンソーで縦に切れ目を入れます。
切れ目の深さは薪にもよりますが浅くても十分効果があります。
そうすると斧で切れ目を目掛けて割ると簡単に割れます。
今回も長くなってしまいました😅次回はキンクラについて書きたいと思います。